一日半歩 棚澤 亜衣さん

同じ世代の若い人たちにもっと日本酒の良さを知ってもらいたい『飲食の輪 一日半歩 棚澤 亜衣さん』にお話をお伺いしました。

■日本酒が好きになったきっかけは?

お店をはじめて一ヶ月目位に蔵元さんと会った時からです。オープン当初から、日本酒は数種置いていたのですが、しっかりとした管理法もあまりわからずに置いていた為、出るのはやはり焼酎やサワーばかりでした。その時『天寶一』の蔵元さんにお会いしてお話をお伺いしたのですが、すごく熱い方で日本酒の知識が無い私たちに真剣に向き合い、色々と丁寧に教えてくれました。それから日本酒に深く興味を持つようになり、少しづつ種類を増やしていきました。

しかし最初はなかなか受け入れられず、日本酒といっても新潟の『久保田はないの?』『八海山は?』という方が多かったのですが種類を増やし、90cc(350円~)と一合(600円~)と試しやすい価格に設定し、続けている事で徐々に日本酒の売り上げが増えてきました。

■お店はどのように変わりましたか?

オープンしたのが2008年の春でその年の夏頃から日本酒がでるようになってきました。最初は2、3種類だった日本酒は現在10~15種類に増え、逆に25種類ほどあった焼酎は現在、芋と麦の2種類だけになり今ではビールより日本酒がでる位に変わりました。

最初は私みたいな若いスタッフが日本酒を勧めても30代、40代のお客様には中々受け入れられなかったのですが、若い世代の人たちが、興味をもって飲んでくれるようになったのが大きいと思います。私自身、日本酒を飲んでくれるお客様と共に自分も成長してきたと感じています。

■今後はどの様な事を考えていますか?

今はもっともっと自分自身成長していきたいと思っています。蔵元さんが命懸けで必死に造っている気持ちを伝えていきたいですね。
ただ、自分がマニアックになりすぎず、押し付けにならないように日本酒に対して常に新鮮な気持ちでいたいと思います。飲み方や提供方法など固定概念にとらわれず、ロックやソーダ割り、古酒をカクテル風にして提供するなど若い人たちにもっともっと日本酒の良さを伝えていきたいと思います。
『日本酒をそんな風にしたら...』と言う意見はあるかもしれませんが、若い人たちに知ってもらうにはまずは飲んでもらう事、その為の飲み方の提案が大事だと思います。こっちが構えず、自然に楽しんでもらえる雰囲気をサポートしていきたいと思います。
これからは蔵元さんを呼んで酒の会など積極的にチャレンジしていきたいと思います。


【プロフィール】棚澤 亜衣さん

1985年生まれ 埼玉県熊谷市出身 幼少からクラシックバレエ等を習い、ダンスの専門学校に入学。卒業後は、アパレル会社に勤務。2008年3月、店主の伊藤さんと共に『一日半歩』を立ち上げる。現在はホール、お酒の担当を勤める。


■関連リンク:『一日半歩 ~parvenu~』